「新しい使徒的宗教改革(NAR)」という用語について(ジョン・マッカーサー)

米国の福音派神学者ジョン・マッカーサー(グレース・コミュニティー教会)は、C・ピーター・ワグナーが考案した「新しい使徒的宗教改革(New Apostolic Reformation)」という用語について、次のように語っています。

この運動を「宗教改革」と呼ぶことには語弊がある。実際のところ、宗教改革は、第一義的には教皇が主張していた使徒の権威に反対する運動であった。さらに、宗教改革の基本原則は「聖書のみ」に従うということであったが、ワグナーの見解はこの原則に真っ向から反対するものである。ワグナーは「宗教の霊」を悪霊として定義した後、「(この霊は)宗教的指導者が、聖霊が今語っていること(現在形)ではなく、聖霊が前の時代に語ったこと(過去形)に集中するように仕向けている」と論じている。つまり、ワグナーによると、前の時代に聖霊が語ったこと(聖書)だけを見ている人は、悪霊の影響の下にいることになる。
― John F. MacArthur, Strange Fire (Thomas Nelson, 2013), p.90-91 (Kindle 版)

It is equally misleading to refer to it as a “reformation.” In fact, the Reformation was primarily a reaction against the self-proclaimed apostolic authority of the pope. Moreover, the fundamental principle of the Reformation was a commitment to Scripture alone—a concept to which Wagner’s view is emphatically and diametrically opposed. After defining “the spirit of religion” as demonic, Wagner argues that “it causes religious leaders to concentrate not on what the Spirit is saying (present tense), but on what the Spirit said (past tense) in a former season.” In other words, according to Wagner, those who look solely to that which the Spirit said in a former season (i.e., the Bible) are under demonic influence!

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